スバルR1e都市型電気自動車

富士重工業株式会社を訪ね、スバル技術本部の中村氏に話を伺いました

電気自動車(EV)導入の動向
東京電力は、2009年頃から3000台を導入する予定(500台×6年)
神奈川県が、2009年から県内企業などで3000台の導入計画。独自の補助金制度も検討中
国(経済産業省)が2009年から東京、神奈川中心に、EV、pHEV(プラグインハイブリット車)タウン構想を立ち上げる

スバルR1eとは?

軽自動車ベースで、最新リチウムイオン電池を搭載した軽量・コンパクトな電気自動車
業務用・コミュータEVとして、東京電力と首都圏での実証実験を推進中
最高速度100km
車両重量920kg
一充電走行距離は、市街地実用走行で80km以上
急速充電時間15分で、約80%充電

R1eのコンセプト
東京電力の首都圏での業務に供する小型自動車
バッテリー搭載量を最小限に抑えることによる低コスト化を軽量化
15分で0→80%への急速充電

EVの環境への貢献
CO2の排出量は、小型ガソリン車の1/6、軽自動車の1/4、ハイブリット車の2/5
EVは、走行中のCO2はゼロ(発電を考慮したCO2排出量は31g/km)

経済性
優れたエネルギー効率により、燃料代は軽ガソリン車の1/3、更に深夜電力を利用すれば1/10

R1eの充電性能
一回の充電で、1日の業務に必要十分な80km以上の実用走行が可能
家庭用100vで8時間、急速充電器では、わずか15分間で充電完了(80%)

R1e電池システム
最新のリチウムイオン電池モジュールを16個搭載
フロア下、後席部分に効率よく搭載
衝突時の安全性も確保(安全性の高いマンガン系の正極材料仕様、温度管理、ヒューズなど、2重、3重のシステム保護昨日を採用)

今後の計画
2009年、2010年に市場投入検討
R1eのバッテリーモジュール(リチウムイオン電池)
少ない搭載量で、多くのエネルギーを貯められる(ニッケル水素電池の2/3、鉛電池の2/5の重量
大電流の充放電が可能
10年、15万kmの耐久性を実証中
R1e普及に向けての課題
バッテリー価格の低減が最大の課題
航続距離の伸長(80km→150km)
急速充電インフラの整備
R1e価格低減に向けて
量産立ち上げ理事の目標価格は、300万円
(神奈川県では、ベース車100万円との差額200万円を、国1/2で100万円県1/4で50万円購入者1/4で50万円の割合で負担を検討) (個人の負担を、計150万円にしたい
市販車をベースにして、車両本体のコスト低減
(量産車は、4人乗りのステラを検討)
電池価格の低減が最大の課題
(目標価格達成には、電池価格のハーフコスト化が必要)

電気自動車の普及は、日本が低炭素社会へ転換していくために、必要不可欠です。
青森県は、「環境とエネルギー」のまちを目指す上で、現在の乗用車からCO2を排出しないEVへと転換を促していくべきであり、それを実行するのが政治の責任です。
創造してみて下さい、県内で走る車の大半が電気自動車だったなら……
スバルの中村氏には、一つお願いをしてきました。

ぜひ、EVを、青森県のような豪雪地帯、寒冷地で実用に耐えられる仕様にして下さい、と。

寒冷地でのEVは、まだまだ課題がありますが、青森県は、神奈川県と、経産省と協力をして、積極的に、EVの普及促進を推進していくべきです。

環境とエネルギーの青森県を目指して!

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