【ITER計画及び幅広いアプローチ活動について】
次に、ITER計画及び幅広いアプローチ活動についてお伺いいたします。
東京電力福島第一原発事故を受け、国民の原子力に対する考えは大きく変わりました。
原子力に対する安全神話は崩れ、国民も原子力政策の是非を考えている状況にあります。
しかし、その一方で、我が国のエネルギー自給率を高める、という課題は依然として残っております。
エネルギー自給率の問題は、我が国の将来を左右する問題であり、化石燃料に依存する現状は、何としても変えていかなくてはなりません。
環境に配慮しながら、経済性を追及する次世代のエネルギーとして核融合炉の開発が日本とヨーロッパを中心に進められており、日本の拠点は、青森県、六ヶ所村に設けられました。
今後の開発の行方は、青森県の将来に向けた戦略にも影響を与えるものであり、本県としていかに産業、経済、雇用に結び付けていくかという課題を解決していかなければなりません。
そこで
(1) ITER計画及び幅広いアプローチ活動の現状と今後の予定についてお伺いいたします。
また、県が核融合エネルギーの研究開発を推進する意義と取組みについてお伺いいたします