第92回定例会 質疑
平成23年5月12日
私は、民主党会派の渋谷哲一です。通告に従って質疑を行います。
まず始めに、議案第2号 青森県監査委員の選任の件についてお伺いいたします。
① 今回の人選に至った経緯をお伺いいたします。
② 県議会議員が監査委員となる意義を知事はどうお考えでしょうか
③ どのようにして人選は進められてきたのでしょうか。具体的には、例えば、知事本人が議会のメンバー表を見て選んでいるのでしょうか。それとも、議会等から推薦されたのでしょうか。
④ 私ども民主党会派を含め、共産党、無所属会派にも打診された形跡がありません。どこにどう相談して人選がなされているのでしょうか。もう一度お伺いいたします。
⑤ 三村知事が就任されて8年であります。その間10名の監査委員が議会から選ばれましたが、全員自民党会派から選ばれております。その前の木村知事は、無所属を含め、任期中、計8名の監査委員を選任しており、自民党から4名、残りの4名は、無所属を含め、他の会派から選任しておりました。なぜ、自民党からだけなのでしょうか。これは、偶然なのですか?それとも、自民党でなければならない理由があるのですか?もしかしたら、野党会派には、この8年間適任者がいないということですか。理由をお聞かせください。
⑥ 私が、今回の人選に対して問題視しているのは、候補の御二方ではなく、人選の仕方に問題があるのではないかと考えているからであります。監査委員の本来の役割は、県政全般に対しての厳しいチェック機能ではないかと思います。そのために、三村県政与党からだけではなく、野党からも監査委員を選任する必要があるのではないでしょうか。それによってチック機能の強化に資すると考えますが、知事の見解をお伺いいたします。
⑦ 国への要望は、与野党関係なく陳情へいき、その一方で、県内では、これまでの監査委員人事をみれば、特定の政党との連携しか見えません。知事が提唱している青森力結集には、県政野党会派は入っていないのですか。それとも、三村県政に賛同する方々ばかりで行うということなのですか。知事、もう一度お伺いいたします。与野党関係なく監査委員を選任すべきではないですか。
⑧ 知事、ご存知でしょうか。知事が県議会議員から任命したこれまでの8名の監査委員は、監査委員の任期中一度も一般質問や総括質疑に立っておりません。それほどの負担を強いる委員会なのかもしれません。議員としての職務を妨げるのでれば、議員から監査委員を選ぶという仕組みそのものを変えるべきと考えますが、知事の見解をお伺いいたします。
是非、このたびの質疑の内容を踏まえ、県政一丸となって、この難局に立ち向かう体制を構築すべく、人事の再考をお願い申し上げ、私の質問を終わります。